生きてる限り最低1度はされる質問。
好きな芸能人は誰?
私は約10年間、ずっと同じ人を回答してきました。

阿部寛です、と。

何故?と聞かれればテンプレ回答で
背も高いし、彫り深いし、守ってくれそうだから!

うら若き乙女である私は頑なにその理由を通してきました。
ですが、本当はもっとシンプルな理由なんです。

自分より体毛濃そうだから。

勿論、彫りの深い男性が好きなのも事実です。
しかし私が最初に感じるのはその人の体毛なのです。

本当に好きなタイプは
隣にいても自分より体毛濃いから私が自然とムダ毛生やしててもその濃さをわかって共有してくれる、
そんな人がタイプなんです!

思えばずっと毛に翻弄され続けた青春を歩んできました。
初めて自分の毛が濃いと確信を持ったのは小学3年生。
蚊に眉間を刺され真っ赤な跡ができた夏の日。
横の席の男子が急に私に絡んできたんです。

やーい、お前インド人!

もうずっと前のことなのに今でも鮮明にその景色が思い出せます。
人よりも少しだけ成長の早かった私は思春期の入りも早く、その出来事にひどくショックを受けました。
父も母も生粋の南の島の人間。
当たり前ですがそれはそれは体毛が濃い。

成長した今となっては処理さえきちんとすれば、大和の人(島で言う本州の事)と違いはっきりとした目鼻立ちは感謝こそすれど恨む事は無いですが、当時はひどく親を恨んだものです。
他の子と違って私の産毛も黒々と顔色を暗くしている事も、腕や足の毛が剛毛でミニスカートに耐えない!と気づいた事も、わき毛や股の毛が黒々と生えてくる事も、とにかくその時から全身から生えてくる毛がとにかく嫌で嫌で仕方ありませんでした。

高学年になる頃にはコンプレックスは全消し!とばかりに眉毛は全剃りで身体の見えてるところの毛は2日に一回くまなく剃りあげ、
こうして見事に毛に翻弄される見通ししかない私の人生の基盤というものが出来上がったように思います。

好きなタイプは、顔の濃い男性です。